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− 放送大学履修の状況 −

 

件 名 2025年第1学期(通算第1学期、1年生)
日 付 2025-03-31
更新日 2025-08-23 (13)

【今学期の履修は、全科目〇Aで、6単位の履修完了しましたが、8/15に疑義申請(試験 問題の誤り)を提出しているので、その結論待ちです。】

注:試験問題に関する記述や講評が含まれていますが、それらの情報は、試験結果発表日 8/15に公開しています。試験期間中には公開しておりませんので念のため申し添えます。また、講評については、公衆に公表されていない問題文は、直接引 用はしておりません。印刷教材の記述については、公表済みの著作物ですので、著作権法 による適切な引用の範囲内での記述となるように配慮しています。

  • 共通語句や制度の説明等は、 こ ちらのページにありますので、放送大学の仕組みがよくわからない方は、ご一読くだされば理解の 助けになると思 います。
  • 大学の規則により、通信指導や単位認定試験の問題や答案につい ては書けませんし、 引用もできませんのでご了解ください。


学期の履修

  • 次学期の履修は、次学期ページに書いています。
  • 今学期は、思いのほか快速で進んでしまいましたので、次学期の履修予習を6月から 無理のない 程度に始めました。



今学期の履修

 1170040:情報学へのとびら(’22) 放送授業  2単位 15回
 1170066:遠隔学習のためのパソコン活用(’25) 放送授業 2単位 15回
 1150049:日本語アカデミックライティング(’22) 放送授業 2単位 15回

  •  入学出願と当時に科目登録をしなければならなかったので、勝手もまだよくわかりませんので、無難に基盤科目から3科目6単位の履修です。基盤科目は卒業 に 14単位(うち2単位は外国語)が必要ですので、次学期も6単位取れば、1年次で基盤科目の最低ライン(外国語以外)は 修了できます。
  •  インターネット上の他の方の体験談などを拝見 しますと、科目により難易度はかなり違い、科目案内(シラバス)に記載さ れている過去 の単位認定試験の平均点を参考にするとよいとありました。80点以上の科目は比較的やさしい、60点台の科目は要注意とのことなので、それも参考にしつ つ、まずは基盤科目から自分の興味関心も 交えて選択しました。
  •  とりあえず新入生なので、1学期間の流れに慣れることに重点を置き、学修の負担が比較的大きいとされるオンライン(面 接)授業は選択していませんが、卒業にはオンライン授業の単位も20単位必要ですので、次学期はオンライン授業 を1〜2科目 取る予定にしています。
  •  印刷教材が2月下旬には届きましたので、少し早いですが、3月9日の日本語アカデミックライティング(’22)の視聴 を皮切りに学修を開始しました。
  •  4月7日 学生証を郵送で受領
     3 月30日に4月1日付の申請書発送→4月1日センター着→4日センターから返送→7日受領という感じでした。入 学者の集いは参加しませんでした。
  •  5月8-9日 WEB通信指導(要提出)を全 3科目提出
     即、解答、点数、解説が表示されました。
  •  6月1日 今学期履修の全3科目の授業視聴終 了
  •  6月7日 自習型問題(任意提出)を全3科目 提出
     即、解答、点数、解説が表示されました。
  •  6月19日 自習型問題の解説が郵送で到着
     
    解答と解説だけで「問題文はネットを見て」の案内文あり。ネットから自習型問題を提出したあとに みられるレビュー(解説)と、郵送で送られてきた解説は全く同じものでしたので、わざわざ郵送することもないよ うな。
  •  6月30日 通信指導(択一式)の添削結果と 解説が郵送で到着
     こちらも添削(解答)と解説のみ。こちらも、WEB通信指導の提出直後に見られるレビューと同じ解説が送られ てきました。3科目とも、添削結果の一番下の「単位認定試験の受験 可(通信指導合格)」となっていました。
  •  7月3日 単位認定試験通知(受験票)が郵送 で到着
  •  7月14日 次学期の授業科目案内が郵送で到 着
     世間では「お楽しみ袋」と呼ばれているらしい。8月15日〜科目申請受付開始です。
  •  7月16/17/18日 全3科目の単位認定 試験を受験、16日に疑義申請(遠隔学習のためのパソ コン活用)を提出。
  •  8月15日 単位認定試験結果発表、同日疑義 申請(情報学へのとびら)を 提出。
  •  8月22日 成績通知書(郵送)到着



番外編

  •  7月26日/公開講演会「"ありのままを言え ない日本語"は一体何を言っているのだろう?」滝浦 真人先生
    • オンラインにて拝聴しました。「ありのまま を言えない」ということは何だろうと思っていましたが、講義を聞いてあぁなるほどと感じました。「講義を始 めさせて頂きたいと思っております」のような文はありのままをいうのなら、確かに「講義を始めます」でいい ですよね。でもちょっと冷たい命令的な感じがあるので、色々つけてしまう、「始めさせて頂きたい」だけでも 「嫌って言っても始めるんでしょ」となるのに、「始させて頂きたいと思っております」では、「始させて頂きたい」に「思っております」までつ いて、「どうしたいの?」となってしまう、きちんと文法的に考えるとおかしな言葉です。「こちらがメニュー となっております」も、「こちらがメニューです」がありのままで、「なります」って、マジックの「ネコがハ トになっております」のような、何かがメニューにトランスフォームしたような感じも受けられ、「持ってきた 当初からメニューじゃん」と突っ込みたくなりますね。命令的、直接的な表現を避けたい日本人的な表現とのこ とですが、イエスノーをはっきり言うと思われている英語でも実は似たような遠回しな文例があるそうです。こ んな感じの非常に面白いお話を約1時間しっかり拝聴することができました。


  •  8月2日/公開講演会「あの頃と、いま。メディアが変えた日常 〜テレビ、電 話、スマホの50年〜」青木 久美子先生
    • オンラインにて拝聴しました。オンラインでは200人程度の参加者でした。各 時代のメディアがどのように人に対して影響を及ぼしたかを当時の論文を引用しながら紹介されていました。 1970年代から始まり、テレビ一つとっても、単チャンネル→複数チャンネル、一家に一台→個人視聴へ変化して いった、今はそうでもないが20世紀のテレビは新聞につぐ唯一のメディアでチャンネル数も少なかったこともあっ て、皆が同じ番組を見ていたこともあり、大衆に大きな影響を与えていた。電話も一家に一台で電話には家族の誰が 出るかわからないというコミュニケーション→個人に直接つながる携帯電話の登場により知らない他人とのコミュニ ケーション能力の変化、インターネットも黎明期は家にあるデスクトップパソコンの前に座ってちゃちゃっと通信を 終わらせる(従量課金)必要があったのでテキスト中心→スマホによりいつでもどこでもインターネットに接続で き、常時接続でコンテンツもリッチ(画像や動画が増えた)になり、情報量が格段に増えた、といったこちらも情報 系の私としては非常に興味深いお話でした。ただ、内容がてんこ盛りすぎて1時間に収まらず巻きでも30分ほど オーバーでしたので、少々消化不良のところもありました。これだけで「メディアの歴史と活用」のような1つの科 目ができるのでは?と思うほどの圧倒的な内容でした。
  •  8月23日/公開講演会「 天才たちは星空に何を見たか 〜宮沢賢治とフィンセント・ファン・ゴッホ〜」谷口 義明先生
    • オンラインにて拝聴しました。オンラインでは950人ほどの参加者でした。夏の3講演の中では、正直、一番興味がないけど食わず嫌いもいけないのでまずは 聞いてみようという程度の参加でした。単位や授業料とか関係しないので、気楽に聞けるのがいいですね。「自然と環境コース」関係の講演ですが、このコースは科 目案内を見ても、「科学」や「数学」、「統計」とかが並んでいて、そういうのが苦手なので敬遠気味で、このコー スからはまだ1科目も取っていませんので、気乗りしないのは当たり前かなと。
      講演の内容は、ゴッホと宮沢賢治は、生存期間としては少々ずれていたものの、ゴッホの方が先の時代に生きてお り、宮沢賢治はゴッホが好きであった。著書「銀河鉄道の夜」は、ゴッホの「星月夜」から着想を得たという説、星 月夜は更に先の時代にロス卿が観測した星雲という説の詳解や、ゴッホ、宮沢賢治各個人にスポットを当てて、各人 の生前の評価や共通点などを見出して詳解していくという講義でした。私は「銀河鉄道の夜」も読んだことはありま せんし、「注文の多い料理店」は知っていたものの、=宮沢賢治いうことも完全に忘れていたほどでした。それほど 興味のない分野でしたが、宮沢賢治が大変天文学に精通していたことから、この講演は、人文学と自然科学が合体し たような講演で、過去の人の研究なので手紙や書画など残っている資料などから可能性のある複数の説を推論してい くという、なるほど、そういう切り口で考えていく分野なのかという発見がありました。講演ではゴッホの星月夜の うずまきについて、ロス卿の星雲説を支持していたが、実は7通りもの仮説がある、
      1対1ではなく1対多でもよく、新しい説も可能性として残しておくことが 大事、自分の思考を広げていくという、今後の学習のも役立つお話もありました。
      1時間20分ほどの講演でしたが、宮沢賢治やゴッホの世界をちらっと覗き見ることができた、良い講演だったと思 います。
      谷口先生のサイトだと思います。講演で見聞きしたデータが色々あります→天文学者のひとり 言|note



情報学へのとびら(’22)

  • この科目を選択した理由は、新入学生ということ で色々勝手がわかりませんので、(1)比較的素養のある分野を学修することにより、基盤科目(一番簡単)とされ る授業のレベ ルを知るための様子見、(2)勝手がわからないという新入生特有の負担を、少しでも素養がある科目を選ぶことに より、学修負担を楽 にしてバランスをとるために選択しました。平均点は2023年75.4点、2024年71.9点で、前2年ともに80点以下の科目ですので、試験は少し難 しいかと思わ れます。


  • 履修を終えての総評
    単位認定試験の結果は、93点(1問間違え)でしたが、〇A評定でした。しかし、間違った問8は当日も結構悩ん だところでした。確かに選んだ選択肢もちょっと抜けけてズバリ正解ではなかったのですが、正答とされている選択 肢も、色々調べてみてもやはりおかしいのです。A4用紙1ページ半に及ぶ、疑義申請を出しました。まぁ、別に〇 Aなので評定が上がる訳でもないのですが、こんな理不尽な問題で情報系卒として、満点を棒に振りたくなかっただ けです。

    基盤(基礎)科目で、「情報学へのとびら」と銘打っていることからコンピュータの基礎を学習する比 較的初学者向けの科目と考えて 履修しましたが、実際は「情報学」という学問を「広く網羅」する科目です。「情報学の基礎」という名称がぴった りな科目です。情報系では基本的に「プログラマー」「ネットワークエンジニア」「ハードウェア保守」「ソフト ウェア保守」「データベースエンジニア」のように、分野ごとの分業が基本です。範囲が広すぎて一人の手には到底 負えないからなのですが、この科目は、情報系各分野のどの分野で活躍するにしても、最低限知っておくべきとされ る内容を「広く網羅」しているので、単に人よりパソコンを上手に扱えるという程度の素養や、そもそも情報系に素 養のない方には学修は非常に大変な科目となります。

    一般利用と目的とする初学者がパソコン等の実践、基礎的な知識を得るのが目的であれば、この科目を選ぶべきでは ありません。一般利用者には必要としない部分が多く、初学者ではかなり苦労すると考えられます。私は既述の通 り、情報処理科卒で一応体系的にすでに学習していますので、この分野に素養がありますし、一時期はこの分野を生 業としていました。それでも、改めて「情報分野っ て広いなー」と痛感させられるぐらいのインパクトのある講義でした。

    しかし、この科目をしっかり理解して履修すれば、少なくとも情報処理技術者のITパスポート試験(レベル1)に は合格できるでしょうし、セキュリティマネジメント試験(レベル2)や、基本情報技術者試験(レベル2)を狙う ための基礎知識が身に付きます。講師の先生が講義でもおっしゃっていますが、この科目は実技、実践的な部分はな く、知 識に偏っているので、実技的な部分は、別の科目の履修を検討する必要があります。

    放送大学では他に、情報各分野の専門科目等もありますので、それらを履修される計画があるのであれば、この科目 は基礎知識として必要になるかと思います。講師の先生は講義で「情報コースでない学生にこそぜひ履修してほしい 科目」 とおっしゃっていますが、うーん、ちょっと情報に興味のない初学者には広く深すぎるのではと思います。ネットでは、あまりの難し さに「とびらじゃなくて壁」、「(試験が難しかったので)閉ざされたと思っていたとびらが半開きした」、「とび らに指を挟んで悶絶」などの感想を述べられている方もいらっ しゃいます。


  • 受講の感想
    • 3月
      1〜5回まで学修しました。基盤科目であり、「情報学へのとびら」という名称から、PC初心者を初級者ぐらいにレ ベルアップする内容かと思っていましたが、「情報学」と銘打っているだけあって、思ったよりしっかり深掘り して います。ここまでで、ハードウェアからソフトウェアまで一通り網羅しており、既にITパスポート試験を超える内 容となっています。私は、情報処理科3年を卒業 していますので、情報の履修が必須でない時代に情報処理(情報A)を取っており、後に情報処理技術者試験(ITパスポート、 情報セキュリティマネジメント)にも合格、ハードウェア面では第一級陸上特殊無線技士や工事担任者総合種資 格も ありますので、この分野への素養はありますが、これら所持資格の分野の内容を一通りなぞっています。論理回路、 電気通信の基礎、符号化、DNS、 ネットワークアドレス、OSI参照モデルといった、比較的深くPC利用者の範疇を超える部分も多く、初級技術者レベルを目指す科目であると 感じました。「初歩<概要<基 礎<詳細」とランク付けするなら、 間違いなく、初歩ではないので、広く情報系に明るくない方は、覚悟して学修に臨んでください。
    • 4月
      6〜10回の学修です。通信指導は、他の科目は10問です が、この科目のみ少々多く14問必須提出とされています。ほとんどは印刷教材か授業で出た内容を なぞって確認していく問題ですが、一部、語句が微妙に違うといった、ひっかけのようないじわる問題 も散見されました。先月は余裕もありましたが、6〜8回はリテラシー、倫理、セキュリティ、法令と いった普段なじみのない部分が増え、特にリテラシー、倫理は初耳の用語もありちょっと理解が追い付 かず動画を何度も戻りつつ印刷教材を読んだりしながら受講しました。セキュリティは、私は情報セ キュリティマネジメント試験に合格しているし、普段から気を付けなければいけない部分もあるので余 裕でした。9,10回はプログラミングでした。プログラミング言語とは?という基礎から、実際に Python(パイソン)を用いた簡単なコードを説明していく初歩でしたが、意外とifなどの条件 分岐も講義に出てきましたので、初学者には少々難しそうな講義でした。
    • 5月
      GWに11〜12回を学修しました。それぞれユーザーインターフェースとデータベースでした。 CUIやGUI程度は知っていました、あまりユーザーインターフェースという語句を深く考えたこと はなかったのと、データベースは個人的に構築するということもしていなかったので、あまり知識があ りませんでしたので、どちらの講義も新鮮なものでした。
      通信指導は9日の早朝に提出しました。全14問中13問正答、1問、違っていました。ひっかけがあ ると先月の自分のレビューで書いてるのに、自覚のないところで、みごと引っかかっていました。問題 文はよく読まないといけませんね、反省。他2科目が比較的ひねらないまっすぐな問題が多いのに、こ の情報学は問題数も1.5倍あるし、ひっかけてくるし、講師の味がしっかり出ている感じですね。
      GW後は13回のみ学修、ソフトウェアの開発ということで、若干ITパスポート試験などでも出たこ とですし、一応簡単ながらもプログラムは作れますので、割とすっと入ってきました。
    • 6月
      1日/14〜15回を視聴し、全講義学修を終えました。これで全3科目とも講義は終えました。7 日に自習問題も提出し、満点でした。8日に昨年の1学期単位認定試験をやってみました。14/15 点で意外と良い点数でした。
      引き続き、テキストの小テストなどをこなして、単位認定試験に備えたいと思います。
      14-15日/章末演習問題の復習と、2024年2学期の単位認定試験をやってみました。ほぼ印刷 教材を調べながらで42分、14/15点でしたが、1問は最後の番号選択間違いのポカミスでした。
      単位認定試験を2期分やってみて、この科目の試験傾向が見えてきました。(1)各章の始めから順に 1問ずつ出題され、計15問です。問1=1章、問2=2章という感じです。(2)情報学という元か らかなり広い分野を広く浅く学修する科目で、ネタが大量にあるため、過去問とかぶる出題は皆無で、 過去問からポイントを見つけ出す対策は向かない。(3)情報学が理系のため、ビット、バイト、n進 数の変換、ネットワークアドレスといった印刷教材で詳しい説明がされていない計算を要する問題が出 る。ということで、平均点が低く、なかなかA〇やAの評価をとるのは難しそうです。
      試験対策としては、出題された用語などを印刷教材からすぐに見つけ出せる訓練をする。当該部分をす みやかに比較要約できるように、斜め読みの訓練をする。演習問題にあるn進数、バイト、ビットは、 計算方法の分からない方は、別途印刷資料を用意し、一度は
      計算の訓練をしておくことが理 想です。印刷教材には 肝心の計算方法が載っていませんので計算系問題は出たら印刷教材では解決できないのでご注意を。た ぶん、演習問題をちゃんとやってたら計算方法はテキストに載ってなくて別途必要なことに気づいて調 べる(用意する)はずという思惑もあります。計算問題も2〜3問出ますので、意外とウェイト高いで す。
      単位認定試験までに想定される計算系資料の準備(ノート扱い)やプログラム、データベースの部分の 復習をしておいた方がよさそうです。
    • 7月
      14日/単位認定試験が近づいてきましたので、データベースやER図について、復習しました。
      18日/単位認定試験受験
      今学期最終の3科目目の受験です。週末の一番リラックスしている 夜19時頃から受験しました。
      既述の通り、情報処理科卒でITパスポート等複数の情報関連分野 の資格を有してはいますが、素養があるが故、この科目が情報分野 の「範囲の広さ」という一番怖い部分をそれなりの深さで求めてい ることが講義を受けて明確になったので、今学期では一番警戒して いる科目です。情報処理科卒のメンツにかけてA評定は欲しいの で、この科目のみ前週に復習までやる本気モードです。
      予想的中の難易度高めでした。色々粘って、解答には44分かけて しまいました。
      正直、一般ユーザーよりはそこそこ素養のある私でもまあ難儀 する問題がありましたので、平均点低めも納得です。

      前 期の試験と同様の全15問でした。

      私なりの概観は、やはり情報学という広い分野を網羅している科目 という特性上、特に初学者の方は的を絞って学習しないと、仮にハ ズレ分野ばかり引いてしまい落単してしまうというリスクが非常に 高い科目と感じました。試験問題も、ある程度の理解は必要で、無 勉強や一夜漬けは落すという感じの問題でした。

      15問ですので各時限から1問ずつの出題となるのですが、各時限 ごとに多くの分野、キーワードがあり、それが全15時限分ありま す。

      当日の試験の出題傾向が反映されていたのは「通信指導」でした。 前半(必須提出)から15問中5問、後半(自習)から15問中6 問の合計11問が、当日出題された分野やヒントとなる問題でし た。試験は15問でしたので、10問以上正答であればとりあえず 66点(C評定)で単位は取れますので、通信指導と自習問題で問 われた分野を中心に学習できていれば、試験はなんとか通過できる といった具合の難易度です。

      過去問分析では、24年2学期から4問、24年1学期から5問の 分野が一致する設問があり、それぞれ、当日の試験とほとんど似て いるものも一部ありました。

      これら前2学期分の過去問と通信指導を踏まえると、予測の難し かった新しい傾向の問は問3と問5と判断しました。その中でも問 3は、今試験の設問の中で、最も難易度が高い問題で間違いないか と思います。

      問3は、一応3時限目の印刷教材の演習問題で 「-5の8ビットの2の補数」を求めるという、題意が似た問題、 前の2時限目に16進数の変換の演習問題も出題はされていて、そ れを合体した問題でしたので、特別新問ではないと考えることもで きますが、過去問の傾向では16進数の変換が単体で出題される程 度でしたので、この複合問題は想定が難しかったのではないかと思 います。1問で2問分の重みをかけてきた問題です。
      更に、いやらしいのは数字を変えていること(変わってなければ演 習問題をやった人は16進数化のみで済んだ)、わざわざ出題を 「1バイト」に改めたこと、更に16進数にまでせよ、という三重 苦の問題です。
      前の2時限目の「1バイト=8ビットで構成、つまり表現は違うが 演習問題と同義」や「16進数の計算」と合わせた複合的な理解が 必要でした。@計算方法の組み合わせを見つけ出せた(知ってい た)、A時間が余って余裕があった、の両条件を満たした人が「最 後に解く」、いわゆる「捨て問」の類ですので、私もとりあえず飛 ばして、最後に情報系卒の意地で解いたものです。正解でした。

      問5はプロトコルの基本的な設問でしたので、ネットワーク系の素 養がある方なら難易度は高くはないもののですが、素養があるが 故、私も初見では誤りを見事にスルーしていまいました。「データ のカプセル化」と書かれていただけなのに、カプセル化だけだと広 義すぎて、「IPsecがあるから盗聴されないよね?」となりま したが、他の選択肢も誤りがないし、IPsecはこの科目では出 た覚えがないので、単純なカプセル化と判断して、これを誤りにし ました。結果、正解でした。
       


遠隔学習のためのパソコン活用 (’25)

  • この科目を選択した理由は、放送大学ではメイン となる遠隔学習に必要なPCスキルを身に着けつつ、どのように学修を進めていくのかというオリエンテーション的 な科目 のようなので、勝手を知るために選択しました。今年度からの改訂開講ですので、過去平均点が不明です。


  • 履修を終えての総評
     単位認定試験の
    結果は、100点満点の〇A評定でした。試験の 時に気づいて出していた疑義申請は、全員正解の措置になっていまし た。その問題は面倒な類の問題だったので、かなり助かった方も多いの ではと思います。懸念だった新問題の問8も正解でした。
     比較的初学者向けの科目ですが、ど素人向けではありませんので、基本的なPC操作(電源の入り切り、 マ ウスやキーボードを扱う、インターネットの閲覧、ウィンドウを開く閉じる等)がおぼつかない方は、まずは別の初心者向け面接授 業を検討した方が良いです。
     初学者でなくとも、放送大学特有の情報システムに関する講義(大学システムや大学図書館など)や、基 本的なレポート の作成、文献の調べ方、セキュリティ、理解しておくべき法制度の講義もありますので、PCスキルの有無 に関係なく大学入学後早いうちに履修しておくと、今後の大学生活のためになる科目だと思います。オフィ スソフトの使い方も一通りはやりますが、かなり速足で時間不足なので、この科目だけでwordや excelが使えるようになるのは難しく、実技的な部分が不安な方は面接授業などで補う必要がありま す。
     私は「情報学へのとびら」と同時に履修したので、意外と重複する部分もありましたが、同じ部分でもこ ちらの講義では完全な初学者向けなので情報学へのとびらと比較すると「かなりやさしく浅め」に説明して いました。また、図書館や文献調査に関する部分あたりは「日本語アカデミックライティング」の講義と内 容がほぼ重複します。


  • 受講の感想
    • 3月
      1〜4回まで学修しました。PC初 学者向けということもあり私にとっては内容は平易でしたが、一部で上記の情報学のとびらに出てくるような少々高 度な内容も あります。途中に放送大学特有のシステムの使い方の説明や、演習問題として通信指導をWEBで提出すること、WEB単位認定試験の体験版を操作してみるこ となどもありますので、全体像としては予想通りオリエンテーション的科目で した。こちらは完全にPC利用初心者向けの科目ですが、そうでない方も放送大学特有の学修の進め方を学ぶという 点で、入学すぐの履修科目としてはおすすめです。
    • 4月
      5〜9回の学修です。通信指導は問題 数10問でした。内容は印刷教材+講義で解答できました。先月は1.5倍速で講義を流し見していましたが、ここからは内容が濃くなってきているので、真面 目に受講します。今年改訂ですの で、先月まで見ていたのは4年前の閉講したもので、今回からは25年版です。5,6回は情報セキュリティと リスクマネジメントで、情報学のとびらの講義と範囲がかぶりましたが、こちらの講義はかなり簡単に概略を説 明したものでした。7,8回は図書館、電子情報源の利用方法ということで、調べものの仕方といったところで すが、これもアカデミックライティングの講義とかぶっていましたが、やはりこちらの講義の方が簡単な概略説 明といった感じでした。9回は、Excelの基本ですが、簡単な関数も出てきますので45分講義としては ちょっと詰め込んだかなという感じがありました。
    • 5月
      GW中に10〜11回を学修、それぞれExcelの図表作成と、Wordの基本でした。内容は私からしたら 平易なものですが、9回に引き続いて初学の方には内容の濃さの割に時間が短いので速足の感じがあって、 ちょっと重いかなと感じました。Excelの方はGoogleスプレッドシート、Wordの方はMS- Wordを使用と、担当講師により使用するソフトのメーカーが違うので、どちらかに統一した方がよさそうと 感じましたが、統一してしまうと特定のメーカーを推してしまうことになって良くないのですかね…
      通信指導は、9日の早朝に提出しました。
      既に解答はできて いますので、10問分選択して送信するだけです。全問正解でした。
      GW後は、12〜13回を学修、Wordの技法とPowerPointの基本ということで、 Wordはよく使っているので、まぁそんな感じですねと流し見、PowerPointはほとんど 使ったことがないので、色々初耳な事がありました。
      5月31日に、14〜15回を学修、14回は、PowerPointの技法ということでしたが、模 擬学生役の方のプレゼンテーションのデザインの手直しを見て具体例を学び、最終回は学生役の方のプ レゼンテーション発表を聞いた後、軽めの締めの講義で「調べものなどはスマートフォンよりパソコン の方が扱いやすい。試行錯誤を繰り返し、パソコンを積極的に生活や学習に取り入れていってくださ い」という締めで講義終了でした。アカデミックライティングがあまり最終回で締め感なく終わったの に対して、こちらはしっかり終わりを意識した締めでした。
    • 6月
      1日に2024年1学期の単位認定試験を解答しました。19分で15/15点の満点でした。
      7日に自習問題も提出し、満点 でした。引き続き、単位認定試験に備えたいと 思います。
      23日/2024年2学期の単位認定試験を解答しました。22分で15/15点の 満点でした。2学期分をやってみて、やはり大学の単位認定試験ということで、類似 の問題は多少ありますが、同じ問題というのはありません。この科目は、情報系専門 学校出身の私には平易な問題が多いですが、図書館の項あたりで出てくる放大特有の サービスや文献探索関係などはなじみがないので教本頼りになります。表計算の数式 を考える問題などは、試験中に実際にExcelが使えない(使用可能な物品一覧に ない)ので、問題文からワークシートを手書きで再現しましたが、なかなか面倒でし た。
      特に心配することもなさそうですので、このまま単位認定試験を迎えたいと思いま す。
    • 7月
      16日/単位認定試験受験
      本日9時から受験期間となりましたので、初日の18時頃から初めての単位認定試験 を受験しました。
      まずは、元々素養もあって一番気楽に受験できるこの科目から受験しました。
      閉講した前科目と同様の全 15問で、解 答には31分かかりました。

      私なりの概観としては、落そうとする試験ではなく、素直に過去問からの出題が割と 多く、合格点付近までの点数の底上げは割とやさしいです。それだけでは合格ライン を超えるのは難しいので、過去問と通信指導で問われた分野を追加でおさらいして学 習すれば、落単はなさそうな、全体的にやさしい問題と感じました。

      試験後の分析でも、過去問8、過去問の変形1、通信指導の変形2、新問題4の計 15問でしたので、過去問でほぼ半分、他は過去問や通信指導を参考にしてその問わ れた分野を学習すれば、無難に10問以上は超えられます。新問題も問8を除けば、 やさしい問題でした。

      試験対策としての印刷教材の演習問題は、記述系や実際の操作系のもの以外を学習し ておけば問題ありません。もちろん演習問題はやった方がいいので、「記述系や操作 系の演習問題をあえて試験直前の復習でやる必要はない」という意です。

      問9の問題文の誤字を見つけたので、一応疑義申請を出しておきました。採点上の配 慮があるかは微妙な間違いでしたが、私も一瞬?となりましたので、些細な間違いで も初学 者ならパニックものかもしれません。結果、全員正解の措置となりました。

      新問題の問8ですが、これは厄介者で、過去問の傾向から見ても、まさかこんなの出 るんかと叫びたくなるような計算問題が出ました。テキストには式はありましたが、 なんだか問題文とテキストの説明がミスマッチで、正しい数字を当てはめられたか自 信ないです。設問に計算には直接不要な余分な数字も書いてミスリードしようとして いるところもあり、満点だけは取らせないという意地を感じた設問でしたが、結果は 正解でした。



日本語アカデミックライティング (’22)

  • この科目を選択した理由は、色々と調べものをす るのが好きで、その結果をレポートや体験記として残してはいますが、一部書籍にする計画があります。さすがに書 籍となると印刷してしまうと修正ができませんから、しっかりとしたものを作るための参考とするためです。調べも のをしてそ の過程と結果を書き残すことは、学術論文と通じるところもあると思い、選択しました。
  • 平均点は、2023年82.2点、2024年79.1点で、試験は難しくなさそうです。放 送授業ではありますが、テレビ放送はなく、インターネット配信のみの科目です。


  • 履修を終えての総評
     単位認定試験の結果は、90点(1問間違い)でしたが、〇A評定でした。やはり鬼門の13時限目から出た問9を落 としていました。
     アカデミックライティング(論文執筆)ですので、主に論文を書くことを念頭に置いた講義ですが、そこまで堅苦しく ありません。オンライン授業で提出が必要な「レポート」の書き方にも通じる科目ですので、レポート対策のために入学 後早いうちに気軽に履修しておくとよいと思います。同じ滝浦先生の「日本語リテラシー」を先に履修しておくと良いよ うですが、未履修でも置いて行かれることはありません。主任講師である滝浦先生の講義は聞いてて飽きません。ネット で調べると意外と滝浦先生ファンが多いようで、 私もファンになりそうです。次学期は「日本語リテラシー」を履修します。
     教科としての国語は得意な方でしたが、論文はおろかレポートにもまったくご縁がなく、感想文や報告文しか書いたこ とのない生活をしていました。そんな私でも論文とはどうやって書いていくものかを理解できましたので、論文やレポー トの初心者向けです。
     講義では、他コースからの講師も出演されるのですが、14章の野崎先生の講義は、なかなか面白かったです。


  • 受講の感想
    • 3月
      1〜4回まで学修しました。初学の 分野ですのでほとんど初めて見聞きすることですが、テキストを斜め読みしつつ、各コマの授業動画を視聴すればお およその内容は理解できますので、難解でついていけないということはありません。独りよがりの文章ではな く、「知の公共財」として順 序だてて他人にわかるように 書き残すということの難しさを、よく考えさせられる内容です。今まで自分が書いてきた文章は、かなり幼稚であっ たと思えてきます。
    • 4月
      5〜9回まで学修です。
      通信指導は問題 数10問でした。内容は印刷教材+講義で解答できました。6,7回は 学術情報と情報管理ということで、論文作成(先行研究)に必要な資料の探し方や資料の引用などについての講 義でした。パソコン活用の講義と一部かぶりましたが、こちらはより具体的に論文作成に絞っての講義でした。 8,9回はデータの分析や結果のまとめ方で、段々と専門的になってきました。
    • 5月
      GWに10〜11回、文章を書く単位(パラグラフ)や自己添削といった実際に書くための講義で、なかなかに 専門的な内容でした。この講義を学修しなかったら出会うことのなかった内容でした。
      GW明けの8日から通信指導の受付が始まりましたので、まず8日夜に初陣はアカデミックライティングを提出 しました。既に解答はできていますので、10問分選択して送信するだけです。全問正解でした。
      GW後に、12〜15回までを学修し、5月26日に全講義の視聴を終 了しました。ラストスパートは、自然科学、社会科学、人文学の各分野でのライティングで、 難解な回もありましたが、個人的には人文学の先生の講義がライティングやアカデミックとい うことを上手に説明していて、良かったです。最終回は、倫理ということで、研究は道徳や法 とどうつきあっていくのかという、なかなか難しい問題でした。
      26日に2024年1学期の単位認定試験を解き、30分で10/10問で満点でした。3月 から約3か月間の学修で、前半の方はもう、「ああ、聞いたことあるな」程度の記憶でした が、試験は教本持ち込みができますので、該当部分を読み返してみると、不思議とおおよその 記憶が蘇ってきて、解答ができました。教本で確実な部分が見つけられなかった問題も、
      頭の片隅 のなんとなくこれは違うなという解答で合っていました。
    • 6月
      7日 に自習問題を提出し、満点でした。この科目は印刷教材に 演習問題がないので、単位認定試験の模擬で備えたいと思 い ます。22日に2024年2学期の単位認定試験問題を解きました。30分で10/10問、満点でした。1学期よりは2学期の方が簡単に感じられました。講 義と印刷教材を概観できていれば、解答できる問題構成で した。
      余裕というほど理解が進んでいる訳ではありませんが、特 別これ以上追い込むところも見当たらないので、このまま 単位認定試験を迎えたいと思います。
    • 7月
      17日/単位認定試験
      2科目目の受験です。
      高得点は難しいかもしれないが、警戒もしていない科目で すので、平日早朝4時ごろから受験しました。

      前期の試 験と同様の全10問でした。問 題数が少ないだけで試験の負担 はかなり楽になると感じました が、4問しか落とせないという 別のプレッシャーはあります。

      苦手だな と思っていた章から、長文選択 肢の難問が出てし まったため、1問にかなりの時間を費やしてしまい、解答 には39分かかりました。結 局、調べてもよく分からな かったのですが。結果、やはり落としていました。
      これは解答発表後に時間をかけ てインターネット等色々調べて みましたが、やはり解答どおり の「誤り」で正解です。この問 題に関わる説明は、印刷教材よ りインターネットの方が上手に まとまっていて、分かりやす かったです。

      今学期履修の中で、まったく素 養がなく、開講まではこの科目 を履修したことが正しかったの かを自問自答した科目でした。 結果としては、滝浦先生の授業 はなかなか興味深く、来期も別 の滝浦先生の科目を登録しよう と思えるほどおもしろい科目で した。

      私なりの概観は、落そうとする 試験ではなく、講義で解説して いたところがうっすらとでも頭 に入っていれば、これだ!と解 ける問題が6問、テキスト等で 詳細に調べた方が良い問題が4 問の構成でした。過去問や通信 指導がそのまま出るというほど 甘い試験でもありませんが、難 しいかと言われれば、合格点は 難しくないけど、満点を含む高 得点はなかなか大変かなという 印象でした。

      科目としての内容は詰めていけ ばそれなりに深くて難しいで す。特に12、13時限目の講 義は専門分野特有の濃くて堅い 話が出るので、その分野になじ みがなければ何を言っているの か、この部分だけは私も講義に ついていくことすら大変でし た。この部分は出題されると濃 く長文になる傾向がありますの で、理解が追いつかなければ捨 てて、他の部分に時間を割いた 方が、合格には近づけると思い ます。ここからは1問出るか出 ないかです。12、13時限目 以外は、浅めの出題ですので、 講義動画を一通り見て、過去問 前2期分と通信指導、自習問題 とやるべきことをやっていれ ば、素養がなくても自然と合格 ラインには到達できる具合で す。この科目の印刷教材には演 習問題はなく、時折、途中に 「実習問題」が出てくるのです が、これは理解を深めるための もので、試験対策としては有用 ではないと思います。



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