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2017年05月17日更新

平成29年度 秋季(10月15日実施) 情報処理技術者試験 受験レポート

 

区分:基本情報技術者試験 (略称:FE スキルレベル:2)

受験地:名古屋(HAL名古屋 8階)  天候:小雨 気温:20℃

概要

 この試験は情報処理技術者試験の区分の1つで、ITパスポート(IP)(CCSFレベル1)の上位、情報セキュリティマネジメント(SG)(レベル2)と同等、応用情報技術者(AP)(レベル3)の下位に位置します。SGとは同じレベル2ではありますが、SGはエンドユーザー対象、FEはITエンジニアを対象とする試験であり、 ITエンジニア対象の試験としては登竜門(最下位区分)となる試験です。

 ※CCSFは、経済産業省のワーキンググループにて取りまとめられたIT人材のレベル判定区分で、レベル1〜7まであり、情報処理術者試験でその能力を測定することができるのは、高度試験(スペシャリスト)のレベル4までとなっています。

 

時間、問題の構成

 集合、説明 (9:15〜9:30)
     集合状況に関わらず、9:10分に扉を閉め(遅刻しても10:00までは入室、受験は可能です)受験説明を開始。
     開始時刻9:30になるまでは、問題用紙の中を見たり、解答用紙への記入(受験番号等のマークを含む)をしてはいけません。
     なお、FE試験は規定のカリキュラムを終えた科目免除者(午前のみ免除)以外の受験者は、新規受験、再受験、以前の片方合格者など全ての受験者は午前、午後ともに受験する必要がある。

 午前試験 2時間30分で80問を解答。得点は1問1.25点の素点方式で100点満点中60点以上得点で合格
     ITパスポート試験のような、分野別最低得点はありませんので、出題分野に関係なく、全分野合計60点以上で合格となる。
     (9:30〜12:00)

 昼休憩 (12:00〜12:40)
     この間に昼食を取るなり、午前試験の自己採点をするなり、午後試験の勉強をするなりします。雨天で名古屋のど真ん中ということもあり、会場のロビーで予め用意しておいた軽食をとりました。午後試験も教室、座席は変わりませんので午前と同じ席に12:40までに戻れるようにします。なお、午前試験答案が全て回収されたから、途中退出者も再入室できます。    

 午後試験 2時間30分で選択問題大問7問を解答(一部問題は必須問題)。100点満点中60点以上得点で合格
     なお、午後問題の配点は試験実施後も公表されないので、各社採点サービスを含む自己採点はあくまで予想配点となる。
     総合得点のみは、後日の合格発表のWEB成績照会にて確認可能です。
     (13:00〜14:30)

 受験終了者から解散

その後

  約1か月後に合格発表。午前、午後共に60点以上得点で合格となる。受験票1に記載のIDパスワードを使用して、WEBから照会すると午前、午後それぞれの総合得点と共に合否が確認できる。発表の2〜4週間後に、試験合格者として経済産業大臣より合格証書が 交付、郵送で届けられる。不合格者には何も届かない。

 

 

午前問題

正誤一覧 82.5点/100点満点 素点方式1問1.25点

 

分野別正答数

・総評

 本試験ということで最高の集中力で臨んだ結果、模擬試験でも取ったことのない82.5点を得点することができ、完成度が高く自分でも満足行くよい結果だったと思う。新問は、嗅覚で解いた分もかなり正答できていて、日ごろから情報を趣味として色々試行錯誤などやってきたのも点数に貢献できたのではないかと思う。 

・傾向

 ・午前対策として定石である過去問演習は、今回も流用がそれなりにあったので得点対策には有効であると思う。

 ・新しい技術の知識習得が必要と感じた。今受験では、USB Tyep-Cの形状(従来のUSBと違い、裏表関係なく差し込みできるタイプ)や、略用語HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステムの略)の意味を問うものなど、新しい技術の出題があった。
  多分、USB Type-Cなんかは、最新のスマホを保有している方にはサービス問題だったでしょう。私は、真っ先に正解を除外した「古い」タイプです。

 ・午前の計算が必要な問題は、単問ということもあり複雑な計算を要するものは少なく、計算方法を学習していれば対応できる範囲であった。

 ・クリティカルパスの計算は出題頻度が高い。この系統の問題はクリティカルパスの日数を選択するタイプと、クリティカルパスそのものを選択するタイプがあり、今回は後者だったので、全ての選択肢を計算すれば自ずと結果がわかるのでそこは簡単だった。

 ・計算は、クリティカルパス、在庫の計算(先入先出法)、ネットワークアドレスの算出あたりはよく出ると思う。

・時間

 試験開始後60分で途中退室が可能。60分の時点での退室は少ない。
 私は、まずは計算が必要な問題を飛ばして、ガンガン解答。時間のかかる計算問題もそうでない問題も午前は皆、等しく1.25点ですから。その後計算系問題10問を解いてから、マークミスの見直しを行い 2時間ちょうどで解答終了したので退室しました。

 

午後問題

分野別正答数 予想得点51.25点/100点満点 採点は、問題別配点方式(大問1問あたりの得点を、各小問の難易度によって更に細分配点、ただし合計は100点満点とする。大問8,13は各20点、その他大問は各12点が配点)

 

・配点予想明細

 必須 問1(セキュリティ):7.2点
 選択 問3(データベース):3点 問4(ネットワーク):12点 問6(マネジメント):8.55点 問7(システム):4点 
 必須 問8(アルゴリズム):6.6点
 必須 問13(表計算):9.9点

 合計51.25点 正答率53% (itec 52.50点)

・総評

 予想得点は、各大問配点を小問に均等配分したもの。

 選択は「データベース」、「ネットワーク」、「サービスマネージメント」、「システム戦略」、「表計算」を取った。

 そのうち、「サービスマネージメント」、「システム戦略」は想定していたよりも計算問題が多く、苦戦。「アルゴリズム」や「表計算」もかなり準備不足が露呈して、得点できず。

 「ネットワーク」は大好きな分野であるがそれは計算問題がなければの話。で、満点なのは、半分はまぐれ。計算は苦手なので、半分あった計算問題はかなりざっと計算して、近そうなのをマークしたら全部合っていた…というだけです。

 予想よりは高い得点であったものの、嗅覚で取った得点もあるので、完全に理解して解いた得点は20点ぐらい。嗅覚という隠れた力がなかったことを考えるとかなり恐ろしく、反省点の多い受験であった。

  

・傾向

 前回(春)からの傾向で、午後問に計算問題が多く出題されるようになっているようで、私を含めた計算が苦手な方にとってはかなり苦戦を強いられる内容である。28年度以前の過去問だと、選択はそこまで計算だらけということもなかったのだが、今回は「計算しかない」という感じであった。

 従来は、取りやすいとされていた「データベース」も、変わった文法などが出題されるようになり従来の対策では得点できずここで落とした点も大きいと思う。

 

・時間

 途中退室は試験開始から40分で可能であるが、その時間で退出する人は多分あきらめ組。左隣りは会社とかからの強制受験なのか、午前あきらめなのか、終始寝ていた感じ。1時間30分後ぐらいからぼちぼち退出する方が出始めました。私は一通りやれるだけの解答はして、あとは考えてもなんともならないのでカンで、1時間50分ほどで退出。とにかく計算問題が多いと集中力と時間との闘いとなる。

 

 

合格発表 (2017.11.15)

 

予想通りの午後不合格でした。午後問題への対策が不足していたのは明らかなので、特に習得に時間を要するアルゴリズム、表計算を中心に勉強してリベンジすることとします。

 

 

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