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− 放送大学履修の状況 −

 

件 名 2026年第1学期(通算第3学期、2年生)
日 付 2026-01-19
更新日 2026-03-15 (10)


  • 共通語句や制度の説明等は、 こちらのページにありますの で、放送大学の仕組みがよくわからない方は、ご一読くだされば理解の助けになると思 います。
  • 大学の規則により、通信指導や単位認定試験の問題や答案につい ては書けませんし、 引用もできませんのでご了解ください。



今学期の履修


 1140094:運動と健康(基盤科目、放送授業、15時間、2単位)
 1710222:健康と社会(生活導入科目、放送授業、15時間、2単位)
 1910051:グリーフサポートと死生学(生活総合科目、放送授業、15時間、2単位)

 1750054:日常生活のデジタルメディア(心理導入科目、放送授業、15時間、2単位)
 1170058:地理空間情報の基礎と活用(基盤科目、放送授業、15時間、2単位)
 1539418:行政法(社会専門科目、放送授業、15時間、2単位)

 5730015:共生のための技術者倫理(心理導入科目、オンライン授業、15時間、2単位)
 5710073:がんを知る(生活導入科目、オンライン授業、15時間、2単位)

 1420151:シン・ビートルズde英文法(基盤外国語科目、放送授業、15時間、2単位)

 合計:9科目、18単位 (基盤6、自コース6、他コース6)

  •  今学期は、既に履修を考えていて、テキストを中古購入していた中から、開講年度が古い順(閉講が近い)にピックアップしての受講です。今学期の目玉は、 オンライン授業を2科目4単位に増量しました。たまたま、受講したい科目が2単位だったので、やむを得ずです が。そのため、放送授業の方を前学期(7科目)から1科目減らして6科目での履修にして、前学期(17単位履 修)比では-1単位と少し分量を減らす予定でしたが、結局、2単位の「シン・ビートルズde英文法」をねじ込み ましたので、前学期より1単位分ボリュームが増えてしまいました。1学期は長期連休がゴールデンウイークぐらい しかないので、時 間確保もちょっと大変かもしれませんが、最悪、シン・ビートルズde英文法は再試験も視野には入れているので、無理はしないつも りです。

  •  ラジオ科目が4科目、映像科目が3科目、オン ライン授業が2科目の構成です。
  • 日程
    • 1月19日 2025年2学期の単位認定試 験の受験を終了。「運動と健康」から、予習を開始
    • 2月14日 科目登録申請提出(WEB)


  • 学習計画(随時更新)この計画は「リミット」な ので、できるだけ先行する。
    • 1-2月 放送授業を、5時限まで進める。
    • 3月 放送授業を9時限まで進める。
    • 4月 通信指導答案作成、オンライン授業 (がんを知る)を集中受講して完了(2週間)、放送授業を10時限まで進める(1週間)。通信指導解答(1 週間)。
    • 5月 オンライン授業(共生のための技術者倫理)を集中受講して完了(2週間)、放送授業を12時限 まで進める(2週間)。
    • 6月 放送授業を15時限まで進めた後、自習問題解答。
    • 7月 模擬試験(中旬まで)
    • 7月19,20,21日(土日月曜) 単位認定試験受験(受験期間は14日か ら)



運動と健康

  • この科目を選択した理由:卒業要件を意識して、 意外と数少ない基盤科目の中から外国語以外で、6科目12単位取らないといけないので、残り2科目4単位取る必 要があります。シラバスを見て学んだらためになりそうな科目だったこと、「健康のためには運動をすべき」という 一般論はよく聞きますが、その科学的根拠や理由をしっかりと知りたくて、この科目を選択しました。
  • 最終感想:(最終受講後に記述します)
  • 受講の感想:
    • 1月
      • 1時限 1月19日 / 2025年2学期の単位認定試験の受験が終了し ましたので、次学期の学修を開始しました。本科目の1時限目は、他の科目でもあった「健康」の WHO定義から始まり、細胞から個体までの仕組み、細胞の膜輸送、浸透圧、調整機能(生体恒 常性)などの人体の基本的な調整の仕組みを学修しました。初回からかなり難しめの講 義でしたが、運動は、生 体恒常性を維持する能力を高める(鍛える)ことができるということを学修しました。
      • 2時限 1月31日 / 栄養とエネルギーがどのように生み出されている のか、三大栄養素やATPについて学修しました。直接的なエネルギー源であるATPを生成する 方法も複数種あり、それぞれ生成量は少ないがすぐできる、生成量は多いが時間がかかるといった 特徴があり、それぞれが貢献度を変えながら連携してATPを供給しているというところでは、人 体の不思議を感じました。
    • 2月
      • 3時限 2月2日 / 骨格筋の構造と働きと題して、筋肉の種類の概説、 骨格筋の構造や動き方の講義でした。一口に筋といっても、骨格筋、心筋、平滑筋の3種類がある こと、そのうち運動に関係するのは骨格筋であること、筋肉の色が赤いのは血液の色ではなく、ミ オグロビンの色によるもの、筋繊維は人によって、遅筋線維(1種類)と速筋線維(3種類)の割 合や大きさ、密度が違うことなど、初めて知る世界ばかりでした。特に筋肉が伸び縮みして、どち らの方向でも力が出せる仕組みとして、ミオシンフィラメントとアクチンフィラメントの伸縮動作 があること、この2つがうまく重なり合っている状態が一番よく力を出せる状態であり、伸びきっ た状態や縮み切った状態ではうまく力が出せない点や、骨格筋はトレーニングにより増大させるこ とができるが、維持にもカロリーが必要なため、使わないと自然と減っていく仕組み(筋萎縮)が ある点、なかなか興味深い話でした。
      • 4時限 2月20日 / 神経系の構造と働きと題して、ニューロンは軸索 で他のニューロンとつながっている、髄鞘の有無の違いによる活動電位が伝わる速度の違い、中枢 神経系と末梢神経系に分かれる、脳は大脳より小脳の方が約4倍も神経細胞があることなどを学習 しました。脳からの運動指令(電位)がどのように筋繊維まで伝達されていくのかという過程はな かなか興味深い話でしたし、この筋繊維までの伝達も繰り返しトレーニングすることにより筋繊維 ごとのタイミングが揃うにようになりより大きな力を出すこともできるようになる点、トレーニン グ(運動)の重要性がよく分かる部分でした。
      • 5時限 2月28日 / 呼吸器系の構造と働きと題して、呼吸筋、模型を 用いての横隔膜による肺の動き、肺呼吸と内呼吸の違い、呼吸の過程(肺換気、肺胞でのガス交 換、循環輸送、体組織でのガス交換)、肺換気量、酸素と二酸化炭素をやりとりするガス分圧とガ ス交換といった、かなり濃い内容でした。運動をした後もしばらく呼吸が整わないのは、酸素負債 が発生しているためそれを回復するためなど、ほとんどが初めて聞くような内容でした。
    • 3月
      • 6時限 3月4日 / しばらく週末の連休日数が減少するので、調整のた め平日夜の学習を始めます。循環器系の構造と働きと題し、血液循環、心臓の仕組み、血管の仕組み、心拍数と 心拍出量といった血液に関係する部分の講義でした。成人の血管を1本につなげると10万kmにもなること、 動脈と静脈では血管の壁の構造が違うこと、心臓の弁が交互に動く仕組みとして、洞房結節から発生した信号を 房室結節に中継することにより時間差を生み出して、弁が交互に動くこと、心電図の波形の読み方、心臓が1回 拍動すると約70ml拍出され、1分で5L、1日7200Lも心拍出量があることなど、色々と驚く仕組みが たくさん学べました。血液配分のところでは、安静時は骨格筋には20%ほどしか血液が配分されないが、運動 をすると骨格筋が80-85%程度に増加するといったところでは、運動が体にとってはかなり負担になるのだ なと感じました。この時限で、基礎は終了し、次回からは応用に移るとのことでした。講師の先生も1〜6回は 主任講師の先生でしたが、7回以降は専門講師の先生の講義になります。
      • 7時限 3月7日 / 今回から専門講師の先生の講義です。運動と環境と 題して、暑熱、寒冷、高地、水中といったそれぞれの環境に応じた体の負担や変化、注意点を概説する講義でし た。聞き手の方がそれぞれの環境(水中は体験なし)を再現する装置を用いて、実際の心拍数や酸素濃度、主観 的な運動強度など体験した映像やデータも用いて、低温時より高温時の方が同じ運動でも体への負担が大きいこ と、運動に適した温度は5〜10度程度であることなどを学びました。特に、運動に適した気温は5〜10度の 間で、運動により発生した熱を効果的に発散でき、疲労困憊に至るまでの時間も高温時(31度)の約2倍ある ことなど、高温時の運動が体にかなりの負担をかけることは、新たな知見でした。今までが体の仕組みといった 基礎で新たな知見は多かったものの、日々の生活で実践できることは少なく感じましたが、この講義では運動を 労働と置き換えると、日々の職業生活にもしっかり生かせそうな内容でした。
      • 8時限 3月15日 / トレーニングの計画と実際(実施)で、2時限分 を実演を交えて講義するとのことで、今日は8時限と9時限の座学の勉強でした。健康維持や増進に関するト レーニングの要素として、全身持久力、筋力、柔軟性の3つに焦点を置いて、それぞれ有酸素運動、レジスタン ストレーニング、柔軟性の運動の概説、方法、注意点を学びました。特に印象に残ったのは漸進性で、トレーニ ングは、適度な負荷が必要であり、トレーニングにより身体機能が向上して慣れてきてしまうと、そのまま同じ 運動を続けてもそれ以上は維持のみで身体機能の向上はしなくなってしまうため、慣れてきたら負荷(運動強 度)を上げる必要がある。また、トレーニングは、長期、継続的に行う必要があり、やめてしまうと急速に元に 戻ってしまうことでした。また、簡易な運動強度の把握方法として、物理的(回数)、目標心拍数を算出(生理 的)、主観的運動強度の3つがあり、そのうち、心拍数と主観的運動強度の2つが、効果的かつ安全にトレーニ ングするためにお勧めとのことでした。他にも、大きな筋肉から鍛える方がよい、特定の部位のみだけではな く、全身を均等にトレーニングする方が良いなど、かなり実務的な講義でした。



健 康と社会

  • この科目を選択した理由:この科目は導入科目で すので、予定では前学期に履修した専門科目「今日のメンタルヘルス」、「認知症と生きる」、「ライフステージと 社会保障」の基礎学習としてこの科目も同時に履修する予定でしたが、他の科目の履修を先にしたため、先延ばしに しました。前学期に履修した専門科目でも健康や社会について触れられていましたが、今学期履修する基盤科目「運 動と健康」と合わせて「健康」に着目する科目として、今学期履修することにしました。
  • 最終感想:(最終受講後に記述します)
  • 受講の感想:
    • 1月
      • 1時限 1月25日 / ラジオ科目です。「健康」や「社会」という用語 についての学術的な定義や概説と、今後の講義の進め方でした。細胞や人体レベルの話から始まった「運動と健康」科目とは異なり、「健 康」を「社会という観点」から考察し、健康、病気、ストレス、偏見、社会保険制度、健康と働き 方、老年期など多義に渡る講義となるようです。やはり導入科目ですので、前学期に学習した3つ の専門科目を総なめに概説する科目のようです。履修順序が逆になってしまいましたが、復習とし て、改めて学習したいと思います。
      • 2時限 1月31日 / 健康と生活と題し、主に疾病の自己責任論に焦点 を置いての講義でした。生活習慣病は元々は成人病と呼ばれており、成人が罹患しやすいとされる いくつかの疾病の総称ですが、成人病の発症には生活習慣が関わっているということが分かり、個 人各々が生活習慣を改善して予防しようという一次予防を軸とした「健康日本21」が提唱された が、実際の罹患者数が変化することはなく、生活習慣以外の要因も指摘され、生活習慣病患者は自 己管理ができなかった人のような差別や偏見の要因ともなっているとの問題がある。現代では、一 次予防偏重の考え方は改められているが、生活習慣病という名称の変更には至っていない。高カロ リーの高い食品が安価である、交通機関の発達により運動の必要性が減少していることなどの、社 会環境の変化によるものもあるので、生活習慣病を本人の自己責任とすることは望ましくないとい う警鐘でした。
    • 2月
      • 3時限 2月8日 / 社会によりもたらされる健康と題して、健康の社会 的決定要因(10項目の確かな事実)の解説と、幼少期、薬物依存、食品、交通の4項目の詳解と、健康被害 (公害)の講義でした。薬物依存では、日本では法律により薬物の使用を禁止する「司法モデル」を採用してい るが、1900年代にアメリカで「禁酒法」のもとに類似の規制を行ったが失敗している。依存症は医学的な治 療が難しいこともあり、法令で規制するしかないということであるが、実際は規制により高値での闇取引が横行 し、不正な活動の資金源となり得る、次々と「合法ドラッグ」などの形で新たな薬物が生み出され、禁止薬物の 指定が追いついていない、薬物依存症からの回復支援が弱いなどの問題を抱えている。健康被害では、公害では その認定に時間がかかること、認定すら受けることができない被害者がいること、胎内での被害により世代を超 えての新たな被害者も生じているなど、深刻な問題であることがよくわかりました。
      • 4時限 2月21日 / 現代社会における病いの経験と題して、病いの経 験というものについて考える講義でした。初めは「何のことやら」と、方向性が全く見えない感じでしたが、学 習を進めていくと、病気になることにより、登校や出勤という通常の義務が免除され、病気から回復する義務 「病人役割」という考え方があり、医師と協同して病気から回復することが義務であり、病気であることも社会 的役割の一つである。しかし、現代では慢性疾患が増加してきたこともあり、治療に専念するという病人役割と いう考え方が当てはまらない例もあり、病気との折り合いをつけながら病気と共に生きて社会生活を続けていく 必要があることも学びました。「病人役割」という考え方は初めてでしたので、かなり新鮮でした。
        後半は「病の語り」についてで、これもまた「何のことやら」という感じでしたが、病を「医学的物語」に当て はめてしまうのではなく、病を経験した人がその経験を自らの物語として他者に語り直すことの重要性を学びま した。とある患者さんの例では、ある病気で母親が治療を開始してから2年で亡くなったが、その原因が遺伝性 の病気であったこと、その後、自身もその病気の発生因子を遺伝しており、若くして発症してしまった。当初 は、母親と同様に「あと2年で死んでしまう」という悲観の状態になってしまった。しかし、同じ病気を経験し ている他者の語りを聴いていくうちに、「自分も2年で死んでしまうとは限らない」という良い考え方に変化し ていったことが紹介され、自らの物語を語ることの重要性を改めて認識でき、市中にある「患者会」のような組 織の大切さも分かりました。患者会ではその病気の最新の知識(治療法)などの情報交流や患者さんの紹介で専 門の先生同士も結び付くこともあり、病気と共に生きる人々は、自ら道を切り開いていく例もあることが紹介さ れました。
        最後に、ゲノム医療の進展により、2型糖尿病のように、遺伝的要因が発見されていくことも期待でき、「なん でもかんでも生活習慣」に過度に着目していく問題の解決も期待できるとことでした。
        「何のことやら」と感じた講義は、今までなかった初めての考え方に出会えたよい講義でした。
      • 5時限 2月28日 / 健康と格差と題して、そもそも格差とはというと ころから、格差が健康に害となることを考える講義ででした。格差という用語を理解するために、平等、公平、 公正の違い、健康には「平等、不平等」が用いられることが多いとのこと。社会経済的な地位(富、権力、威 信、情報)の多少が、結果の不平等や機会の不平等を生み、格差が生じればその格差に価値がつくこと、健康は 健康権として基本的人権の一つであり、健康に格差が存在していることは不平等であることを学習しました。実 際に、富裕層と貧困層では平均寿命が15歳程度違い、富裕層の方が長生きする、行政職と労務職では、労務職 の方が死亡率が4倍高いなどの研究もあるそう。日本は先進国の中ではジニ係数(所得格差を示す指標で、高い ほど格差が大きい)が大きく、格差社会であることを示すデータもある。格差が大きいほど平均寿命も低くなる 傾向があるとのこと。最後に不平等が健康を奪う原因として、「周囲と比較されることによるストレス」「人々 が私利的となり競争性が増し、攻撃性が増す」「親の社会的地位による子どもの発達の差」が挙げられ、ヘルス リテラシーが低いことにより健康を維持増進する素養が養われないことによる格差拡大もあるとのこと。これ は、前学期の他の講義でも「低い学歴」が健康に影響を及ぼすことを学習していました。これらを総合すると、 健康格差はもはや個人の問題ではなく、組織と政治の問題であること、完全平等は難しいにしても、平等に近づ くように市民が考え方を変える必要がある(ウィルキンソン)、自分の地位が上がるということは、他の別の人 の地位を下げることになるという事実を深く認識し、他人へのいたわりややさしさを持ち合わせることの重要性 を学びました。
    • 3月
      • 6時限 3月6日 / ストレスと共に生きると題しての講義でした。「ストレスとは?」から、ストレス認知、対処の過 程、その振り返りの過程といった講義で、前学期の「今日のメンタルヘルス」の講義の数時 限分を1時限にまとめた概説の講義でした。概説でしたので、要点がしっかり押さえられていたので復習にはよ い時間でした。ストレスとは「悪」と考えられがちであるが、ストレスのない生活は考えられにくいうえ、スト レスが全くない状態では、成長を奪う良くない経験である。ストレスは大きな負荷ともなるが、うまく付き合え れば心理的な成長をもたらす良い経験になると考えると、ストレスという言葉の暗さが少し払拭されるのではな いかと思いました。「ストレスをなくそうとするのではなく、うまく付き合うこと」に尽きると感じました。
      • 7時限 3月8日 / 差別・偏見と健康と題しての講義でした。まずは差 別や偏見という言葉の意味から、ステレオタイプ(共通の要素でカテゴライズすること、一般的には無害)のう ち、ネガティブなステレオタイプが偏見となり、その偏見に対しての態度や行動が他と違うことが差別となると の仕組みを学び、その後スティグマ(汚名、不名誉な印)の具体例として精神科患者の例を挙げ、「権力や圧力 の下で起こるステレオタイプ、偏見、差別などが同時に起きている状態」であると学びました。後半はインタ ビュー約20分で、HIV患者に対するスティグマとして、当事者(スティグマを付与される側)が感じ抱えて いた生の声を知ることができました。HIVについては、この病気が見つかった当初とは異なり、現在は適切な 投薬治療を続けていれば、ウィルスは性交渉等でも他人に感染させることがないレベルにまで減少させることが でき、投薬も1日1回小さな薬を飲むだけや、2か月に1回ほど注射するものなど、負担も少なくなっていることから、健常者と変わらない生活が送れるとのこと。私自身もあまりHIVには知識が なく、性交渉等で感染して最終的には死んでしまうという認識でしたが、今回の講義で、もう死に至るような病 ではなく、適切な投薬治療で他人に感染させることもない、コントロールされた疾患であることを学習しまし た。講義の主題であるスティグマの仕組みより、HIVについて正しい理解をできたことが、自分がスティグマ を付与してしまう側になってしまう可能性を減らせた、良い講義でした。





グ リーフサポートと死生学

  • この科目を選択した理由:前学期の「今日のメン タルヘルス」科目で紹介されていた「グリーフケア」について、更に深めようと思い履修しました。
  • 最終感想:(最終受講後に記述します)
  • 受講の感想:
    • 1月
      • 1時限 1月25日 / 今学期2科目目のラジオ科目です。そして、一番 レベルが高いとされる総合科目を入学後初めての履修です。グリーフサポートという用語について の概説から、そもそもグリーフとは何か、どのようなことがグリーフに該当するのか、という全体 的な概説でした。「継続する絆」や「二重過程モデル」の考え方である「グリーフは必ずしも克服 すべき対象ではなく、グリーフと共に折り合いをつけていく」という考え方は新しい視点、「公認 されない悲嘆」と呼ばれる生じたグリーフが社会から認められず悲しむことすら許されない状況 は、社会経験からなんとなく感じていたことも、改めて講義で確認できました。
    • 2月
      • 2時限 2月1日 / グリーフと社会と題して、グリーフ(喪失体験者) が、社会にどのような影響を与えるのか、社会としてのグリーフサポートへの取り組みの先進例と 日本の状況を概説する講義でした。前時限でもあった、「グリーフは克服するもの、グリーフは個 人の問題」という「古い考え方」が、今だ日本の社会には蔓延している。先進例であるイギリスで は、既にグリーフを子供向けにも教育しており、グリーフサポートという考え方を一般化する活動 をしている。日本においても、数十年前は、医療など関係する専門職であってもグリーフサポート という言葉自体知らないという方も多かったようであるが、近年では、専門職での認知度はかなり 上がってきてはいる。ただ、一般の人となると、グリーフサポートという言葉すら知らない、聞い たこともないという人が多い状況である。日本での取り組みはまだ途上であり、義務教育等にグ リーフサポートという考え方を組み入れることによって、グリーフサポートが当たり前にある社会 を目指していくことが重要であるとの講義でした。
      • 3時限 2月8日 / 大人のグリーフと題して、大人が失うグリーフとは どのような出来事が考えられるか、グリーフ体験により、人間的な成長が生じること(外傷後成 長)もあり、一概に「グリーフ=全てが負である」ということではないこと、続柄別グリーフ(配 偶者、親、子)の特徴や自殺の危険性の講義でした。「グリーフ=人の死」ではなく、所有物、環 境、自身の人体の一部、目標の喪失といったこともグリーフである点や、悲観様式(直観的、道具 的)は、人それぞれで割合が違うだけでどちらも現れることが多いが、前時限でもあった「男だか ら悲しめない」(直観的悲観は認められない)などというジェンダー問題に結び付けられてしまっ ている問題など、新たな視点を得ることができました。最後に、子と死別した両親の心情を現した 歌と絵本の詩が紹介されました。
      • 4時限 2月21日 / 子どものグリーフと題して、前時限の大人とは別 に子どもに生じるグリーフの特徴を学習しました。現代の子どもは、核家族化により祖父母などの 身近な死がない環境にあり、他方、インターネットの発達により、他者の死に関する情報は多くも たらされている。その中には残酷なシーンもある。現代の死に関する教育としては「がん教育」と 「自殺予防教育」があるが、自死問題については偏見もまだ残っており、進んでいないのが現状で ある。親の死は子どもの現在の生活だけでなく、未来の生活にも大きな影響を与えることや、死を 理解できるのは小学校高学年程度からであるため、死ということへの理解ができず「いつ帰ってく るの?」のような子ども特有の反応を示す。子どものグリーフの反応としては、赤ちゃん返り(退 行現象)、大人びた行動、乱暴な行動をとるなどの一見すると問題行動とみられがちな反応となる こともあるので、単に問題行動で片づけてしまうことへの警鐘もされた。関わり方の4つの原則と して、「アドバイスしない」「励まさない」「意味づけをしない」「決めつけない」が示され、受 容と傾聴に徹することが大切であるとのことでした。悲嘆反応が長期化する場合など、適切な専門 家による介入が必要となることは、大人のグリーフと同様である。子どものグリーフは、長い支援 が必要であるとの結びでした。講義の半分は専門家インタビューでした。
      • 5時限 2月28日 / 喪の作業と複雑性悲嘆と題しての講義ですが、「印刷教材は各自で読んで おいてください」と のことでテキストにはほとんど触れず、がん患者の家族と遺族のサポートをしている団体のインタ ビューが40分の講義でした。インタビューは、要約すると喪の作業の実態を垣間見ることができ るものでした。テキストは、死の受容プロセス、複雑性悲嘆として遅延性悲嘆症、ヒステリー、ス トレス障害、解離と転換といった内容が解説されていました。「死や病という変えられないものに 抗うことはできないが、変えられるものは時間はかかっても変えられるようにしていくという考え が、当事者にも、サポートする人にも必要」であると感じました。
    • 3月
      • 6時限 3月7日 / 自死とグリーフと題して、親族の自死(自殺)特有 のグリーフについての講義でした。日本社会では、自死は「当事者の問題」と片付けられがちで、「恥じるも の」という偏見が根強い。そのため、遺族自身も自死であることを口外することを避けるし、周りも腫れ物のご とく触れないように、余所余所しく対応しているのが実状である。そのため、適切なグリーフができず、身内親 族の中のみで抱えてしまうことが多い。また、身内親族の中であっても、できるだけ触れないことが是とされて しまっている。特に親を自死で亡くした子どものグリーフについては、当事者インタビューに20分もかけて詳 解され、親子という強い関係においても、子どもに親の自死を伝えることは容易ではない。しかし、だからと 言って子どもには「受け止められないから」と考えて曖昧なことしか伝えないと、結局は親以外の第三者から、 いつか「自殺だったんだよ」と聞かされたとき、子どもは「なぜ伝えてくれなかったのか」といった新たなグ リーフの原因となるため、子どもにもしっかりと「感情を込めず、事実だけをしっかり伝える」ことが大切であ るとのことでした。また、インタビューでは、父親を自死で亡くした子ども(当時中学1年生)に対して、学校 に登校したら、朝一番に朝礼で先生から「これからもよろしくお願いします。と頭を下げなさい」と言われ、 「なぜ?」と悔しい思いをしながらも、クラスメイトの前で頭を下げたという、偏見をそのまま表現した事例 は、私にとってかなりショッキングで印象に残るお話でした。その後もクラスメイトは、どこか余所余所しくな り、「父親」という言葉がNGワードになったような異様な雰囲気であったとのこと、周囲からは「頑張ってお 母さんを支えて」や「他に大変な人はもっといる」のような「励ましに見えて実は追い込んで、ヤングケア ラー」を求めるような知らずのうちに負担をかけてしまう言葉の問題や、自死を行った方法や場所による法的問 題(事故物件化)などもあり、遺族には相当の負担がかかる、報道によるウェルテル効果によって自殺者数が増加するなどの内容でした。国 が主導して各市町村ごとに「わかちあいの会」のようなサポート体制が整えられているので、抱え込まず相談す る、支援につなげることの大切さを学習しました。
      • 7時限 3月14日 / 災害、事故、犯罪によるグリーフの講義でした。 地震や台風など大規模な災害が多い日本では、ひとたび災害が発生すると、自分自身の被害の他、身内の死や財 産、友人、職場など多くの物を同時に失うため、悲嘆のプロセスが複雑化してしまうことが多い。また、災害の 恐怖体験によるトラウマやフラッシュバックなどの精神疾患の発症も考えられる。次に事故や犯罪によるグリー フは、「加害者」が存在するという他のグリーフとは違った性質を持つ、突然訪れる身内の死を受け入れられ ず、また、被害者遺族も加害者とどう向き合ったらよいのか、一生恨み続けてしまうのかのように、「加害者に より突然命を奪われる」という特殊性、捜査や裁判の過程での遺族への協力の要請により、そのグリーフを再体 験することとなる問題など、特殊なグリーフである。最後に、グリーフとトラウマは明確に違うという講義で、 グリーフは自然に治る可能性もあるが、トラウマは精神疾患であり、精神疾患の専門家の支援(カウンセリン グ)を受ける必要がある。グリーフは自然に克服できることもあるが、トラウマは必ずカウンセリングにつなげ て欲しいとのことでした。





日 常生活のデジタルメディア

  • この科目を選択した理由:前学期の公開講義で青 木先生のオンライン講義を視聴して、面白そうな科目だと感じたので履修しました。
  • 最終感想:(最終受講後に記述します)
  • 受講の感想:
    • 1月
      • 1時限 1月25日 / この科目は、先輩方の履修レビューから、「イン タビューが多い講義で、インタビューの内容も試験に出る。」との事前情報がありますので、印刷 教材には載っていないインタビューをノートとして記録しておく必要がありそうです。初回は、デジタルメディアとはと題して、講義のほとんどを「インターネッ トの父」である、村井純先生のインタビューに費やした豪華な講義でした。国立大学に準じて扱わ れる放送大学の講義では、その分野の第一人者が良く出ると見聞きしたことはありますが、村井先 生の登壇で実際に実感したのは今回が初めてです。スタートはインターネットの始まりを主任講師 である青木先生が解説しましたが、これは前学期の「情報ネットワーク」科目で私が書いた「イン ターネットの起源」レポートを簡単になぞったような感じでしたので、私のレポートの答え合わせ のような感じになりました。歴史なので誰が解説しても同じような内容になります。村井先生は、 インターネットの歴史、DX、デジタル技術の活用、デジタルデバイドの4項目について解説さ れ、村井先生の貴重な回想や考え方を拝聴することができました。「インターネットに出遅れたの は初期開発の時点で主導できなかった、あなた(村井)達のせいではないのか」と問われたことも あるが、村井先生は「インターネットはグローバルな産物で、国別の認識はなかった。」と、損得 を抜きにして純粋に人に貢献できる技術としての開発に努められていた、技術者としての心を感じ ることができました。村井先生自身のインターネットの考え方に触れられた貴重な時間でした。イ ンタビューのノートにやはり時間がかかるため、この科目は時間に余裕をもって受講する必要があ りそうです。
    • 2月
      • 2時限 2月1日 / この講義のタイトルでもある「日常生活」という部 分について焦点を当てた講義でした。日常とは何か、その研究方法の1つとしてNHKの国民生活 時間調査の解説に講義のほとんどの時間を割いていました。結局、日常とは日々変わりなく繰り返 していることであるが、変わっていくこともあって、その変わったこともまた変わりなく繰り返さ れれば日常となる。「日常生活」は、変わりないように見えて、実は変わっていきながら新たな日 常になる、人によっても様々で、奥が深いと感じました。次時限からは具体的な講義が始まるとの ことでした。
      • 3時限 2月8日 / 前2回では、デジタルメディアと日常生活を俯瞰し てきたところ、今回からは個別要素の詳解ということで、パーソナルメディアについての講義でし た。コンピューティングの変化、先進的なデジタルキャンパスの紹介と、組み込みOSのTRON を開発された教授のインタビューでした。コンピューティングが、「機能(1950年代)」→ 「エンターテインメント(1970年代)」→「使いやすさ(1980年代)」→「行動誘導 (1990年代)」と変化していったという考え方は、情報系を学んできた私にも初めての考え方 で新鮮でした。相変わらず、テキストにはほとんど準拠しない、補足説明の授業でした。特に近頃 の若者は、プライバシーに対する考え方が変化してきているようで、例えば仲間内なら自分がどこ にいるかといった位置情報を常時公開してもよい、ビックデータへの活用のためなら個人情報を提 供してもよい、のような異なったプライバシーの概念が生じてきていることも印象に残りました。
      • 4時限 2月22日 / モバイルメディアと題して、パソコン、スマホ、 タブレット端末の年代別普及状況(子どもは、タブレットが多いことが特徴)、モバイル通信を支 えるインフラ(5G、Bluetooth、Wifi、PAN、NFCなど)の概説、現在主流の ウェラブルコンピュータからインプランタブル→ブレインチップへと研究開発が進んでいることを 学習しました。特にライフログについてはインタビューも交えてかなりの時間を費やして、食べ物 のライフログを例にしてどのように収集、分析、活用されるのか解説されました。ライフログは一 生分(16時間/1日)でも10TB程度のデータ量なので、保存できないものでもないが、すべ てを記録するという汎用志向はあまり社会的に受容されず、現代では必要なデータをログするとい う専用志向が主流である。また、写真や動画によりログをする場合、第三者が写ることによるプラ イバシーの問題もあるので、留意すべき点もあるが、自分でも忘れてしまっていることを思いだせ る、ビックデータとして社会的な分析に活用することもできる利点もあるとのことでした。
    • 3月
      • 5時限 3月1日 / ソーシャルメディアと題して、ソーシャルメディア の歴史(BBS、電子メールからの進化)や、ソーシャルメディアとマスメディア(オールドメディア)との関 係性の変化、ミドルメディアという新たな概念、プラットフォーマーによるフィルターバブルやアルゴリズムに よる情報操作の危険性、無責任な情報(フェイクニュースや誹謗中傷)への警鐘の講義でした。インタビューが 半分ほどでしたが、インタビューと印刷教材の内容がほぼ合致していためずらしい回でした。特に、ミドルメ ディアと呼ばれるソーシャルメディアとマスメディアの中間に位置するメディアは、無数にあるソーシャルメ ディアをまとめ上げて、広く一般に拡散、場合によってはマスメディアにも採用される役割もあるが、そのほと んどが正体不明の運営者によって作成されており、運営者や特定の個人団体に都合の良い情報だけを集約してい る可能性もある。また、ミドルメディアの主な収益はプラットフォーマーからの広告収益であることが多いた め、アクセス数(広告数)を稼ぐために、事実をねじまげたり、事実であるかの裏付けも取らずに、単におもし ろおかしく編集して拡散している可能性もあるため、利用には注意を要する。やはり、信頼できる情報には対価 (お金)が必要であるが、ソーシャルメディアは無料で使えることがほとんであるため、情報にお金を払うとい う概念が生まれにくい状態である。ソーシャルメディアは一見して対価がない(無料)ようにに見えるが、裏で は投稿情報や利用情報などのデータが収集して、企業等の営業活動(ターゲティング広告等)に用いられてお り、利用情報という対価を渡しており、それも価値のあるものであるという利用者側の意識も大切である。最後 に、インターネットの利用者が子どもから高齢者にまで広がっており、もはやフェイクニュースなどを子どもや 高齢者に見分けろという自己責任の時代ではなく、表現の自由などとの兼ね合いもあるが、プラットフォーマー の自主規制(自浄作用)やメディアリテラシー教育の推進などが更に必要となってくるとの内容でした。
      • 6時限 3月7日 / ジオメディアと題した講義で、今学期履修中の「地 理空間情報の基礎と活用」で5時限までで出てきた内容とほとんど重複していましたので、復習となりました。 講師の先生がさらっと流した用語も、
        地理空間情報の基礎と活用で学んでいるの で、内容がかなりスッと入ってくる感じがしました。
      • 7時限 3月14日 / 消費とデジタ ルメディアと題した講義で、電子商取引(ネットショッピング)、キャッシュレス決済の種別と特徴、 Amazonを例にしたヒット商品でなくても幅広く品ぞろえすることにより売り上げを伸ばせるロング テール現象の詳解、今流行りのデジタル通貨(暗号資産)の仕組みの概説、最後にシェアリングエコノミー とギグワーカーといったインターネット上のプラットフォーマーを介した個人対個人の取引の概説といった 感じで、ネットで行われるサービスを概説したような感じでした。暗号資産やシェアリングエコノミーは1 年生1学期の「情報学へのとびら」、ギグワーカーは同2学期の「雇用社会と法」でも出てきましたし、 キャッシュレス決済のことは実際に利用していますので、全体としてそう難しい話ではなくスッと入ってき ました。





地 理空間情報の基礎と活用

  • この科目を選択した理由:今まで履修してきた科 目の分野中や今学期の履修科目から見ても、畑違い、かなり異色の分野科目かと思います。この科目は「基盤科目」 ですので、「運動と健康」科目でも触れました、卒業要件を意識した受 講もありますが、基盤科目の中でも「運動と健康」の次に興味を惹かれた科目ということで、履修しまし た。基盤科目ではなかったら多分履修しなかったと思うのですが、こういった異分野との出会いも新たな視 点には大切だと思います。
  • 最終感想:(最終受講後に記述します)
  • 受講の感想:
    • 1月
      • 1時限 1月28日 / 地理空間情報というなじみの薄い用語は何か?と いう概説、地図と情報が結びついている便利なサービスの一例、国土地理院の方のインタビュー、 今後の学習のあらましといった、かなり軽めの講義でした。
    • 2月
      • 2時限 2月1日 / 地図測量の歴史と地球の座標と題しての講義でした が、時間のほとんどを電子地図(GIS)がどのように活用されているか(都市計画図等)、地図の縮尺と種 類、国立国会図書館のジャパンサーチの解説で、最後に少しだけ地図投影法の解説がありました。テキスト通り の講義ではなく、テキストの補足という要素の強い講義でした。
      • 3時限 2月8日 / 地理空間情報の表現と処理技術と題し、地理空間情 報を処理するオープンソースソフトウェアを使用してレイヤを重ね合わせることで情報が活用できる例の紹介、 その後処理技術の基本としてジオコーディングと計算幾何学の概要、データの量を学習しました。地理空間情報 を活用するには、住所や施設名などの情報をジオコーディングで緯度経度に結び付けることが必要で、従来は人 間が手作業で計算していたが、近年では自動化もされているとのこと。探索では、交差判定、探索問題、位相と いった技術を駆使して、効率的に探索できるように考えられているとのこと。データの量では、スマートフォン のGPSでも1秒間に100〜200回計測され、仮に1秒/日で記録しても86400の情報となり、時間を 含む移動体ではデータ量が多く処理が大変であることを学びました。
      • 4時限 2月22日 / 測位方法についての講義でした。GPS衛星によ る測位は特に有名ですが、その測位計算方法(3つ以上のGPS衛星からの電波の到達時間を計算すること) や、GPS衛星以外にディファレンシャルGPSやセンサーを用いた自律航法を組み合わせるハイブリット測位 により、衛星電波が受信できない環境でもカーナビなどのナビゲーションが継続できる仕組みを学習しました。 測位というと衛星のみと考えがちですが、現代ではWifiアクセスポイントや携帯電話の基地局、RFタグの 電界強度(ホットマップ)による測位により、GPS衛星が不得意とする場所の測位の精度向上に活用されてい ることなど、測位はGPS衛星だけではないということがよく分かる講義でした。
    • 3月
      • 5時限 3月1日 / 宇宙からの計測と題して、リモートセンシングの定 義、その中でも衛星リモートセンシングに焦点を置いて、宇宙から計測することができる利点や、計測できる データの種類、データの活用方法などを概説する講義でした。対象物に触れずに大きさ、数、形、性質などを測 定すれば、それは全てリモートセンシングに該当し、身近なものでは非接触タイプの体温計やドローンによる撮 影も含まれる。衛星を利用すると、より広範囲に、写真、熱画像、レーダー画像などが撮影でき、地図作成、温 度変化、地形変化などを継続的に計測監視している。近頃では衛星コンステレーション技術(複数の衛星を共同 して計測に利用する)ことにより、より広範囲(全地球)をカバーすることや、計測頻度を向上させることがで き、高頻度のデータとなることにより、農業監視や密伐採などの環境警備などへの活用も期待できるとのこと。 しかし、今後の課題として、衛星の数が膨大となると、どの衛星がどこを見るのか、測定漏れをしている場所 (死角)がないか、複数の衛星間でのデータの微妙な違いを補正するキャリブレーション、高頻度の膨大なデー タが送られてくることにより人間での処理が不可能となり、AIとの連携活用が必要となることが詳解されまし た。衛星リモートセンシングは「宇宙からの壮大な自撮り」との講師のコメントが的を得てると感じました。
      • 6時限 3月7日 / 地理空間情報の活用方法として都市施設や土地の管 理の具体例を概説する講義でした。1970年に発生したガス管爆発事故を教訓として、地中埋設物(都市施 設)を地図上でしっかり管理しようという試みが、日本における地理空間情報の活用の大きな契機になったこと が紹介されました。その後、管理する対象を道路や道路設備、固定資産税の課税などに活用を拡大していき、現 在ではハザードマップなどの災害情報や、都市計画、人口などの未来予測を可視化するために用いられるように もなっている。また、行政のみならず民間でも行政とは別の角度から地理空間情報の活用がされており、民間に よるものとして不動産デベロッパー(森ビル/虎の門ビル)、保育園マップ、人口予測マップの3つが紹介され ました。
      • 7時限 3月14日 / 交通システムや移動体における活用として、 ETCの仕組み、電車の改札(Suica)の仕組みと誕生の話、バスのIT化、といった身近な話題と、人流 調査として古来からのパーソントリップ調査から基地局利用履歴データ(CDR)への進化過程を概説する講義 でした。いずれも、個人情報を集計利用するものであるので、個人情報保護の観点が特に大切であること、個人 情報を自ら提供するか決める「情報銀行」のような仕組みも模索されているとのこと。最後に、コロナ渦前は人 口減少に対応するため、人が居住する地域を集約して、交通や行政も集約させる「コンパクトシティ」が進めら れていたが、コロナ渦により分散の重要性も再認識され、複雑な制約の中で生活せざるを得なくなっているの で、うまく技術を使いながら対応していくことが大切であるとの締めでした。



行 政法

  • この科目を選択した理由:前学期は法令が2科目 ありましたが、今学期はこの科目のみが法令科目です。前学期の「雇用社会と法」や「グローバル化時代の日本国憲 法」科目でも学んだように、法は、自分を守る武器となると共に、他者と共存するための基本的なルールとなりま す。放送大学には法令関係の科目がいくつもありますが、今学期はその中でも生活になじみがありそうな「行政」を テーマにしたこの科目を履修することにしました。
  • 最終感想:(最終受講後に記述します)
  • 受講の感想:
    • 1月
      • 1時限 1月29日 / 今学期3科目目のラジオ科目です。そもそも行政 法とは何か、何を目的としているの かを、初学者でも理解しやすい構成になっている古物営業法を例に概観する内容でした。私自身、 古物商の許可を受けていますので古物営業法とその内容は既に承知していますが、行政法としてど のような効果が発生しているのかという、新たな視点を得ることができました。行政法は、刑法や 民法ではカバーしきれない、不足している部分について、より広範囲かつ柔軟な対応をするため、 また、刑法や民法が発生事後の対応であるのに対し、行政法では発生する恐れがある段階や予防と いう観点からの規制も設けられている点が特色であることが理解できました。
    • 2月
      • 2時限 2月2日 / 規制行政の仕組みと題して、食品衛生法を例にどの ような法的根拠により規制が実施されるのか、規制の種類(許可、届出、特許、認可)、憲法(基本的人権)と の関係、どのように実現を図るのかといった規制行政の基本的な仕組みについての講義でした。規制行政では、 実現を図る方法として段階的な運用が行われており、違反したからといって即逮捕、起訴といった例は少なく、 法律等によって義務を課し、義務への違反が判明したら違反者に対して行政処分を実施、行政処分も守られない 場合は、義務履行確保により行政刑罰、行政代執行、強制徴収といった手段により強制的に意思に反してでも違 反状態を是正するといった方法が用いられている点は新たな気づきとなりました。強制的な手段についても「即 時強制」という方式もある。いずれも法令により定められ又は委任された範囲でしか行使できない「侵害留保 説」が通説とされているようである。
      • 3時限 2月8日 / 給付行政について、生活保護法を例にしての講義で した。前時限の規制行政は国民の自由を制限したりするため、通説とされている侵害留保説により、法律が必要 とされているが、給付については、特に法律を制定する必要はないのではないか?という問いで、国や地方公共 団体そのものに対して、憲法や他法令に違反することのないように、また、不公平な取り扱いは判断がなされな いようにするために、やはり法令を制定することが望ましい。しかし、すべての給付について法令がある訳では ないのも実状であるが、法令がなくとも、給付のための予算を執行するために、国会や議会の同意が必要である 点で、法令がないからといって国や地方公共団体が好き勝手に給付できる訳ではないとの点、なんとなく疑問に 思っていたところを詳解して頂けた良い講義でした。
      • 4時限 2月23日 / その他の行政の仕組みと題して、「調達行政」 「誘導行政」「情報行政」の3つの詳解でした。調達行政は行政が資金、土地、物品等を調達すること全般を指 すが、今回はその中でも「強制収用」と「行政代執行」に的を絞って、これらの手続や法的根拠及び問題点につ いて詳解されました。誘導行政では、自動車税の排気量別による段階的課税や環境基準適合への減税など、行政 が目指す方針に誘導したいがそれらを強制する必要性まではないといった場合に、行政が目指す方針に従うなら 減税、そうでなければ現状維持または増税といったインセンティブを与えること(金銭による誘導)、他に、ハ ザードマップによって間接的に居住を是非を公表したりする情報提供型の誘導、法令に反した業者の名称等を公 表したりする制裁型公表(まとめて、情報による誘導)で、行政の目的を達成する方法の詳解がされました。最 後に情報行政として、行政機関は、申請等により収集される書類や、行政調査による収集など、多くの情報を取 り扱うため、個人情報保護の必要性や、行政過程の透明性確保のための情報公開制度が概説されました。「誘導 行政」は、身近にありながら用語としては初めて見聞きするものでした。
    • 3月
      • 5時限 3月2日 / 行政法の一般原則と題し、2020年4月の新型イ ンフルエンザ等特別対策措置法による休業要請に応じなかった企業名を公表するとしたことを教材として、企業 名を公表することができる根拠と経緯を詳解、実際に公表したことにより、生じた問題と課題を検討しました。 公表は、社会的制裁ともされ、応じない企業名が公表されることにより企業イメージや信用が低下することを恐 れる企業が、行政からの要請に従うことを期待して行われる規制行政の一種であるが、実際に起こり得る社会的 制裁を行政がコントロールすることが難しく、公表ししても人々が無関心であれば無意味となり、時には過剰に 行き過ぎた反応となり、企業が倒産することも考えられるため、行政側としては直接行政罰を与える必要のない 簡略な方法であるが、安易な運用は問題となること、また、実際には休業要請に従わなかった企業(店舗)を公 表したことにより、結果的にその店舗が営業していることを周知することとなり、その店舗に人を集中させるこ とになる、期待していた結果とは真逆の結果となってしまった例も紹介された。後半では、行政法の一般原則と して、比例原則、平等原則、信義則、権利濫用の禁止の4つの原則を、前半の休業要請に当てはめて、それぞれ の原則と矛盾はなかったのかを検討していきました。現時点で考えれば、やりすぎと言えるようなこともあった が、当時はCOVID-19に対する科学的知見が乏しく、「予防原則」(最悪の事態を想定した対応)を考慮 すれば、当時としては違法性はないものと判断できる。また、当時も店舗営業者の営業という権利を過度に制限 しないように、店舗の床面積や業種を限定したことも紹介されました。
      • 6時限 3月8日 / 行政過程1(概観)と題して、液体ミルクの製造販 売を認めた例を題材として、規格基準整備の過程、建築基準法の除却命令や先の飲食店の営業の例を題材として 法律の制定から義務履行確保までの行政過程を概説する講義でした。「なぜ行政の動きは遅いのか?」というシ ンプルな疑問に対し、専門的な検討が各省庁で横断的に行われるため調整が必要なこと、各省庁での判断を 専門家で構成される独立性をもった行政委員会で再検討することによるチェック体制などがあり、どうしても複 雑で長期間に及びやすいとのことでした。また、行政処分(義務履行確保)に至るまでにも、調査や指導といっ た段階があり、行政処分が納得できないのであれば裁判や行政不服審査による審査を求めることもできるなど、 しっかりと制度が設計されていると感じました。行政調査や義務履行確保では、強制的に家宅を捜索、財産毀損 し、身体を拘束されるなどの重大な基本的人権の侵害が発生することから、その運用にはしっかりとした根拠、 公正さが必要とも感じました。
      • 7時限 3月15日 / 行政過程2(行政立法)と題した、法律の委任に 基づかない、行政庁が作成した通達や規則の法的根拠などを、ドローン規制や銃砲刀剣類登録規制を例に詳解す る講義でした。法や法の委任により制定される省令、政令は裁判規範性があり、人々の権利義務を規定できるほ か、裁判所も拘束されるべき法規範であるのに対し、通達や規則は行政規則であり、原則として内部にしか効果 が及ばないが、実際の許認可の判断に与える影響は大きいことから、一定の外部効果も生まれている。しかし、 行政規則はあくまで上級庁から下級庁への内部規則であることから、その有効性に嫌疑が生じた場合の最終判断 は、裁判所が該当する法の目的等に照らし、最終的に判断するものであり、裁判所の判断があるまではその妥当 性は判断できないものであるという法令とは一段劣るものである。しかし、公務員には命令服従義務があるた め、上級庁から発せられた通達を下級庁が無視することはできないという自己拘束が生じてしまうため、通達が あると、それに基づいた判断が下されることとなる。このようなデメリットがある反面、通達は一種の審査マ ニュアルでもあり、通達に従えば担当者により許可となったり不許可となるばらつきをなくし、統一された審査 を行えるというメリットもある。また、法により委任されている省令や政令であっても、委任立法の限界という 問題があり、法の委任(定めた範囲)を超えるものは、同様に裁判所によって無効とされることがある。委任の 範囲も、相応にその範囲を限定したものでなくてはならず、相当に広い範囲の委任(白紙委任)も、無効とされ る。といったかなり細かい内容の講義でした。最終的には裁判所が白黒を判断するしかないという点で、結局は 裁判所による判断がなされていない状態では、人々はそれに従う他ないという一種のジレンマのようなものを感 じました。


シ ン(新)・ビートルズde英文法

  • この科目を選択した理由:卒業要件として最低1 科目履修しなければならない外国語科目ですが、そもそも外国語が苦手で、別に外国語を学びたくて大学に入ったわ けでもないのであまりやる気も起きず、前学期から科目案内を眺めてはどの科目もしっくり来なくて、まぁ次学期で いいやと後回しにしていました。今学期は少しは進みたいと、この目を引くタイトルのテキストを手に取ってみまし た。2時限分を最初の20分ほどさらっと聞いて、その部分の模擬試験を解いてみたら、なんとかやれそうな気がし たのと、早く外国語科目を履修してすっきりしたいとの思いもあって、次学期(2学期)に履修するつもりでテキス トを買ったのですが、履修登録締め切り当日に滑り込みで今学期に無理やりねじ込みました。これで後戻りはできま せんのでやるしかありません。
  • 最終感想:(最終受講後に記述します)
  • 受講の感想:
    • 2月
      • 1時限 2月28日 / 急きょ無理やりねじ込みましたので、他科目に比 べてかなり遅れてのスタートです。各時限ごとに異なる数曲をベースに、その曲で用いられている 単語、文法、発音を同時に学ぶ科目です。文法を知らなくたって、正 しい文(歌詞)を学んでいけばそれも学習になる、難 しい文法や理屈はできるだけ抜きにして、ビートルズを歌詞や発音をそのまま真似して覚えること による「野生の英語」を修得するスタイルにより英語学習の敷居を下げて、更なる発展的な学習へ とつなげたいという意図とのこと。1時限目は「All Together Now」の曲をベースに、洋楽曲の構成(バース、ブリッジ、コーラス)、子音と母音、音節、韻、平叙文、疑問文、命令文、オモテ拍とウラ拍といった部分の 解説でした。曲をベースに歌詞を分析学習し、歌のリズムで発音も学習するというスタイルの授業 でした。
    • 3月
      • 2時限 3月1日 / 無理やりねじ込みの関係で他科目と比べてかなり遅 延しているので、ペースを上げて進めています。2時限目は「Do You Want to Know a Secret?」の曲をベースとしての学習です。前時限と同様に、曲に合わせて発音を学ぶところと、歌詞を 分析して文法を学んでいくスタイルです。まずはバースの部分ので音節数や日本式発音との違い、対人表現の基 礎として「Do you want to」、「Let me」、「Do you promise to」といった文の解説、今回特に難しかったのはシンタックスの全体像でした。英語は、主語(S)、動詞(V)、目的語(O)、副詞(adv)といった構 造や順序が重要で、これらを間違うと間違った意味になる他、意味が通じないことにもなってしまうので、重視 して欲しいとのことで、この部分に結構時間が割かれていました。最後にブリッジ部分の解説と発声をして、最 後にフルで歌いながら講義を終えました。
      • 3時限 3月1日 / 本日はビートルズ(2)→デジタルメディア (5)→ビートルズ(3)→地理空間情報(5)と、ビートルズを挟みながら集中受講です。3時限目は、 「Because」が課題曲でした。「beとdo動詞」「Because接続詞と節」「名詞か形容詞か」と いった講義でした。特に「名詞か形容詞か」では、「この単語だから〜詞と特定するのではなく、語のつながり で修飾される部分と修飾する部分を見分ける力が重要であるとのことでした。ちょっと難しくなってきました。
      • 4時限 3月1日 / 本日合計5時限分の受講の最後は、ビートルズ (4)です。課題曲は「All My Loving」でした。平叙文−肯定文、否定文、疑問文、命令文、感嘆文や典型的な別れの表現(I'll miss you.)、依頼文(Please)、Willの意思と未来の表現、動詞+ingとかなりてんこ盛りになってきました。
      • 5時限 3月2日 / これで5時限遅れだったこの科目も、他の科目と同 じところまで追いつきました。課題曲は「Hello, Goodbye」と「Love Me Do」の2曲です。今までも時折、課題曲でない曲がちょびっと挿入されることはありましたが、明確に2曲あるのは今時限が初です。英語のYes/Noと、 日本語のはい/いいえの違い、5W1H、I don't know〜文、hou muchとhow manyの区別、真実や事実を強調するdoといった内容でした。前時限よりはスッと入ってきましたが、だんだん難しくなってきています。英語では「do」 は発音するときも強調して発音して、より真実であることを示すとのこと。日本語のはい/いいえは、相手に対 しての同意や不同意を示すが、英語のYes/Noは、自分がやったかやらないかで答える。電話しなかったの ですか?に対して「いいえ、しました」や「はい、していません」と返すのに対して、英語だと「はい、しまし た」「いいえ、していません」と真逆に返す分になるとの部分は印象に残りました。
      • 6時限 3月7日 / 「You're Going to Lose That Girl」と「When I'm Sixty-Four」の2曲が課題曲でした。前半では、gonna(going to)、現在進行形、If文、ネクサス他多数でてんこ盛り、後半はwhen節とwhenとwillの違いに ついてでした。自分について確実に訪れる事象であればwillは使わず、他人について尋ねるときはwill を使うのような複雑な話でした。やはり英語科目ですね、結局文法とか難しいことが出てきて半分も理解できま せんが、まずは、理屈抜きで歌詞と意味を覚えていくことにします。
      • 7時限 3月15日 / 「Norwegian Wood」が課題曲でした。過去形やIsn't it?、It's time for文、2つの文を1つにつなげて文を圧縮する方法(進行形の文の守護とbe動詞を割愛する)、There is / are〜文、to(不定詞)の多機能さといった、かなりてんこ盛りの文法授業でした。文法的な解説が多くて解説に時間がかかってしまったせいか、普段なら 結構ある、歌ってみるとかリズムのような発声練習が少なく感じました。理解度は、ここ数回の傾向である半分 も理解できん!でした。



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